東京商工リサーチは12月9日、2024年11月の企業倒産件数(負債額1,000円以上)は、841件(前年同月比4.2%増)、負債総額は、1,602億2,300万円(同68.8%増)と発表しました。
倒産件数は、3か月連続で前年同月を上回り、11月では3年連続で前年を上回りました。
負債増額は、4か月ぶりに前年同月を上回り、10月の2,529億1,300万円に次ぐ今年3番目の高水準となりました。負債が膨らんだのは、負債100億円以上が2件(前年同月ゼロ)、同50億円以上100億円未満が3件(同ゼロ)発生したためとしています。
年間累計件数は、9,164件となり、前年の年間件数(8,690件)をすでに474件上回り、11年ぶりに年間1万件超が視野に入ってきました。現ペースをたどると2年連続、全国9地区すべてで前年を上回る見込みとなり、倒産増の潮流は全国に広がっているとしています。
産業別件数は、10産業のうち、7産業で前年同月を上回りました。最多は「サービス業他」の304件(前年同月比2.7%増)で、2か月連続で前年同月を上回り、次いで「建設業」152件(同4.8%増)、「製造業」99件(同4.2%増)が続いています。
全国企業倒産状況/東京商工リサーチ
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