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執筆者の写真川西 康夫

就業者にしめる「65歳以上人口」13.5%/「医療・福祉」が増加

 総務省は2024年9月15日「敬老の日」(9月16日)にちなみレポート「統計からみた我が国の高齢者」を公表しました。

 総人口は前年に比べ59万人減少している一方、65歳以上の人口は3,625万人と前年(3,623万人)に比べ2万人増加し、過去最多となりました。総人口に占める割合は29.3%と前年(29.1%)に比べ0.2ポイント上昇し過去最高の結果になり、世界(200の国・地域中)でも日本が最高となっています。

 2023年の65歳以上の就業者数は2004年以降、20年連続で増加し914万人と過去最多、就業者総数に占める65歳以上の就業者の割合は、13.5%と、前年に比べ0.1ポイント低下しました。就業者のおよそ7人に1人を65歳以上の就業者が占めていることとなっています。65歳以上の就業者をおもな産業別にみると「卸売業、小売業」が132万人と最も多く、次いで「医療、福祉」が107万人「サービス業(他に分類されないもの)」が104万人「農業、林業」が99万人などとなっています。産業別に65歳以上の就業者を10年前と比較すると「医療、福祉」が63万人増加し約2.4倍となりました。次いで「サービス業(他に分類されないもの)」が38万人増加、「卸売業、小売業」31万人増加、「建設業」28万人増加などが、増加幅の大きい産業となりました。


統計からみた我が国の高齢者/総務省



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